風邪やインフルエンザの後、咳だけが残ると言った症状を訴える方が多くなってきました。とくにこの時期は乾燥もあり、期末テストや受験の佳境のシーズンです。体調を万全にしたいところです。そこで、お勧めなのが麦門冬湯(ばくもんどうとう)です。麦門冬湯は、痰の切れが悪く、顔面が紅潮するほど咳き込むような症状によいです。注目すべきは麦門冬湯の「潤す効果」です。のど飴や水分だけでは潤しにくい、気管支まで潤してくれます。
※のどや気管などの呼吸器粘膜が乾燥していると、粘膜が過敏になって炎症を起こし、咳やのどの痛みといった症状があらわれます。
ある研究では、シェーグレン症候群という、唾液分泌が落ち、口腔内乾燥症状が現れる症状のある患者へ麦門冬湯を投与したところ、投与前に比べて有意に唾液分泌量の増加が見られた(4倍の唾液分泌量となったケースも)データが報告されています。また、検証中、発疹などの副作用、アレルギー症状は皆無でした。
風邪やインフルエンザのあと、乾いた咳でお悩みの方はもちろん、基礎疾患や薬剤などの影響で口腔内の乾燥症状にお悩みの方もぜひ、『潤す漢方』麦門冬湯をお試しください。
麦門冬湯には眠気をもよおす成分は入っていませんので、受験生の方などにもおすすめです。